
行政書士試験に合格するまでに、どのくらいの勉強時間が必要なのか。
気になりますよね。
僕自身も勉強を始める前、「行政書士 勉強時間」と調べては、なんとかこの勉強時間を少なくできる方法はないかと考えていました。
この記事では、そんな僕が独学で合格するにあたって費やした勉強時間や、どのように時間を捻出したのかをご紹介していきます。
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行政書士試験に合格するための勉強時間
この記事を書くにあたって、久しぶりに「行政書士 勉強時間」とググってみました。

みんな色々書いてますね。
少ない方で170時間。多い方で1000時間くらい。そこで多く出てきたのが、500時間~600時間、という数字でした。
仮に500時間が合格に必要な時間だとしてざっと計算してみると、一日3時間、週6日で勉強して、合格まで7か月程かかる計算です。
勉強方法や今までの勉強経験の有無等によって、試験合格までに要した勉強時間は人それぞれでしょうが、独学で試験に臨むのであれば、5,600時間は短いな、と感じます。
僕が実際に独学で合格するまでに費やした勉強時間
それでは僕の場合は何時間ほど勉強したのか。
まず初めに、どのような人がどれだけ勉強したかを知ることによって、より具体的に勉強時間のイメージができると思いますので、僕の勉強を始めた時のステータスを紹介します。
・現役大学4年生(ほとんど単位は取れていたので、大学にはほぼ行ってない)
・法律初学者レベル
・試験は割と得意な方
・行政書士試験には独学で挑む
※僕は法学部でしたが、大学時代は放蕩し、本当に全くと言っていいほど勉強をしておりません。テキスト内容も最初は全く分からないといった状態だったので、初学者レベルとしました。
僕は試験前年の11月下旬から勉強を始めました。丁度試験の1年前くらいですね。
勉強時間ですが、基本的に平日最低5時間~7時間程度、日曜日も最低3時間程度は勉強しました。試験の一か月間前はバイトのシフトも減らし、1日最低8時間~12時間程勉強をして最後の追い込みをかけました。
毎日必ず決まった時間勉強をしているわけでもありませんし、正確に合格までの勉強時間を測るのは難しいですが、日曜日以外毎日最低5時間は勉強しているとして、試験前は最低8時間勉強をしているとします。
たまにはさぼって何もしない日もあったはずなので、それらを考慮してざっと計算すると、僕が合格するために費やした勉強時間は約1300時間~1400時間といったところでしょうか。
上記の数字は正確ではありませんが、実際に要した勉強時間とそこまでかけ離れてはいないと思います。
ネットでいわれている行政書士試験の平均勉強時間500~600時間とはかなり差があります。
それでは、僕の場合はどうしてそこまで時間がかかったのか。
まず一つの理由は、僕が独学で試験に臨んでいるから。
当時僕はお金がないという理由で、行政書士試験に独学で臨みました。もしも通信講座や通学講座を受けていれば、こんなに時間を費やすことなく、もっと効率的に勉強できていたのではないかと思います。
また、ぼくが要領が悪いのももちろんありますが、ただ単に自分が決めた一日の勉強のノルマを短時間だと達成できなかったからです。
合格できるという自信を持つためには、空き時間は全て勉強に充ててストイックに問題集を回すことが当時の僕には必要でした。
とにかく必死にやっていたら、合計でその位の勉強時間になっていました。
僕の勉強法が気になる方は以下の記事を参考にしてみてください。

勉強時間の捻出方法

現在会社勤めをされているという方は、平日最低5時間などという勉強時間は取れないという方がほ多いのではないでしょうか。
そこで、少しでも限りある時間を有効に使うため、僕が勉強時間を捻出するためにやった方法を以下に紹介します。
1.通勤時間を活用する
言われなくても知ってるよって感じですよね。
僕はアルバイト先まで片道30分程の電車通勤をしていたので、その時間を勉強時間に充てていました。
通勤の間に勉強するメリットとしては、通勤時間は何分と決まっているので、その時間は集中してうまく勉強することが可能という事です。
また、常に一か所で長時間勉強していると疲れて集中力も切れてきますし、気持ちが参ってきます。
僕の場合、自宅近くのカフェで勉強して疲れてくると電車に乗り、ある意味気持ちをリフレッシュさせながら電車内で数十分集中して勉強し、別の町のカフェに行って勉強する、という事をあえて行ったりしていました。
普段の通勤時間は退屈ですが、その時間に勉強すれば、電車やバスは移動式図書館となります。意識を変えて勉強に励みましょう。
2.スマホアプリを活用する
通勤時間のようなまとまった時間ではなく、信号待ちや1服休憩など、本当にちょっとしたスキマ時間は日常に山ほどあると思います。
スキマ時間がある時は、本当は普段こなしている問題集の一問でもこなすのがベストだと思いますが、問題集も常に持ち歩いているというわけではないですよね。
そこで、スマホでSNSを見る代わりに行政書士試験のアプリをダウンロードして、問題を一問でも多くこなすというのはどうでしょうか。
以下の記事では、行政書士試験対策のオススメアプリを紹介していますので、この機に興味のある方はご覧ください。

勉強の習慣をどれだけ日常に溶け込ませられるかが、合格するためにとても重要なポイントです。
3.酒を月1にする
僕はお酒が大好きです。しかも一回に飲む量が多いので、大体次の二日酔いになるまで飲んでしまいます。
試験に合格するためには時間を無駄にはできませんので、試験中はお酒を飲む日を月1と決めました。
もちろん禁酒をしたほうが良いのですが、完全に断ってしまったら精神的に耐えられなさそうと思ったので、月に1度だけチートデイを作りました。
僕の場合はお酒でしたが、このように惰性で続けている習慣や楽しみも、時間捻出のために諦める必要が出てくると思います。
ここが一番つらいポイントですが、1発で試験に合格すれば少しの我慢で済みますので、短期間で合格するために腹を決めて頑張りましょう。
試験合格後に飲むお酒は格別でした。
4.働く場所を変える
会社員の方は難しいかもしれませんが、勉強しながら働けるような環境に身を置くことが出来れば最高です。
僕は、働きながら勉強できる場所を試験勉強開始前から探していました。そして僕が選んだのは、レンタルルームという職場です。
レンタルルームは、安くて簡易的なラブホのようなところで、業務は受付対応と清掃のみ。深夜や早朝などは来客がほとんどありませんので、一人で集中して勉強することができました。
僕が試験合格までに費やした勉強時間のうちの3分の2はこのレンタルルームで勉強しています。
当たり前ですが仕事中はずっと職場に居なければならず、ある意味強制的に勉強ができたので、僕にとってレンタルルームは稼げて勉強ができる留置所のような存在でした。
レンタルルームは中々ニッチな職場ですが、例えばラブホテルやビジネスホテルの深夜受付、深夜の漫画喫茶やコールセンター等、比較的自由で仕事中も勉強できる職場は探せば必ずあると思います。
稼げて勉強ができる職場で働くことができれば最高ですので、合格のために思い切って探してみるのも大いにアリだと思います。
効率よく試験に合格したいなら、お金で時間を買うべき

僕は独学で試験に臨んだのでかなりの時間をかける必要がありました。
しかし、通信講座等をうまく活用することによって、独学より短期間で効率よく合格するという方法もあります。
当時は学生でお金がないこともあり、無駄な時間をけづるために、時間をお金で買うという発想ができませんでした。
しかし、時間の大切さが以前より認識できるようになった今であれば、絶対に有料講座を受講し、できるだけ短時間で効率よく合格するという方法を取ると思います。
時は金なりです。
以下にはオススメの通信講座を紹介した記事も貼っておきますので、興味のある方は覗いてみてください。

結局、試験に必要な勉強時間とは
今更ですが、勉強時間というのはあくまでも目安です。
人それぞれバックグラウンドや勉強方法も異なりますし、そもそも本当に集中して勉強している時間と、机でボケーっとしている時間のどちらもきっとこの「勉強時間」に参入されているはずですので、本当はあまり当てにならないのではないかな~。
なので、あくまでも勉強時間は目安として。
本当に注目すべき点は、「今日、問題集の問題を何問こなせたか」です。