コラム

【25歳で開業した行政書士の本音】開業前に知りたかった6つの事

「行政書士の資格を目指して試験勉強をしている」

「将来は行政書士として開業したい」

この記事にたどり着いた方の中には、上記のように思っている方が多いのではないでしょうか。

僕は都内で行政書士事務所を経営している、開業4年目の現役行政書士です。

25歳の時に、社会経験のないまま行政書士事務所を開業して、何とか今までやってくることができました。

開業前の僕は、

「国家資格者の行政書士になったら、周りからすごいと思われるだろう」とか、

「開業してお金をたくさん稼いでウハウハしよう」とか、

そんな邪バラ色の行政書士ライフを描いていました。

そして、実際に行政書士になって多くの事を学び、お金もまぁまぁ稼げるようになった今、25歳のあの時に行政書士として開業しておいて、本当に良かったと思っています。

しかし一方で、行政書士として仕事をすればするほど、

「これは行政書士になる前に知っておきたかった」

という事に直面するのも正直なところです。

当時の僕には、そんなことを事前に教えてくれる人は誰もいませんでした(そして自分でも気づきませんでした)。

この記事では、そんな当時の僕が、「行政書士として開業する前に知りたかった6つの事」を書いていきます。

これは僕のマジな本音です。

もしあなたが今から行政書士になりたいと思っているのなら、この記事を見つけたあなたはラッキーかもしれません。

少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

<以下の事項に当てはまれば、この記事が参考になります>

●行政書士の資格取得を目指して勉強している

●将来行政書士として開業することを考えている

行政書士の通信講座に興味のある方は、以下の記事をご覧ください。

行政書士オススメ通信講座
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僕が行政書士になる前に知りたかった6つの事

それでは、僕が「行政書士になる前に知りたかった6つの事」を、以下に思うがままに書いていきます。

1.行政書士の資格なんて無くても、ビジネスは一人で始められるという事

僕が行政書士になる前や、なったばかりの頃は、行政書士の業務”で金を稼ぐ」ということにフォーカスしすぎていました。

しかし、行政書士として初めて自分でホームページを作成し、SEO等のWebの知識を勉強して、業務を受注していく上で気づきました。

「あー、これ、行政書士の業務だけじゃなくて、なんのビジネスだってできるじゃん」と。

どういうことかというと、

例えば、僕がホームページから依頼を受注する上で行ったように、ホームページの作成、集客、受注という流れがわかれば、

行政書士の業務以外でも多くのビジネスが展開可能であるという、今でこそ当たり前の事実に気づきました。

(それ以前の僕は、自力でビジネスを始めたことがなく、どのように0からスタートさせるか見当もつきませんでした。)

行政書士として仕事をする上で、「自力でも商品があればネットで稼げる」という事実に気づいた僕は、

「それなら、別に1年間苦労して行政書士の資格なんて取らなくても、最初からネットを使ってさっさとビジネスを始めて金を稼げばよかった。」

と、正直思ったこともありました。

もちろん、行政書士の業務を扱ったからこそ集客が可能になり、それが多くの学びに繋がったことは否めません。

しかし、もしあなたが「とりあえず独立して金を稼ぎたいから」という、当時の僕みたいなフワフワした動機から行政書士になりたいのであれば、

自力でお金を稼ぐことは、今この瞬間から資格なしで始められる

という事実に目を向けた方がいいかもしれません。

ご存じ通り、行政書士の資格を取るには多くの時間と労力がかかります。

試験勉強に費やすであろう1年や2年という時間があれば、資格なしでも小さくビジネスを始めて、成功できる可能性があるのです。

2.開業して、一人で事務所を切り盛りするのは孤独だという事

行政書士事務所を開業して、一人で仕事をしていくと、他人とコミュニケーションをとる機会があまりありません。

お客さんや役所の担当者とは電話で話しますが、対面でのコミニュケーションは会社員に比べて圧倒的に少ないです。

もちろん、扱う業務や事務所の規模、また事務所を構える場所によっては、人と関わる機会が多くあるという方もいるでしょう。

しかし、自宅兼事務所で開業する大半の行政書士は、僕と同じように孤独と向き合わなければならなくなると思います。

僕自身、めちゃめちゃお喋りで社交的な人間なので、「一人で独立して事業をやることは孤独だ」ということは、開業前に知っておきたかったです。

3.書類作成はぶっちゃけそんなに面白くないという事

これはあくまで僕個人の感想です。

行政書士は、行政関係の書類作成のプロフェッショナルですから、行政書士の大半の仕事はまさしく書類作成の仕事です。

そんなことは行政書士になる前から知っていました。

しかし当時の僕は、「行政書士として独立し、一国一城の主として金を稼ぐ」という全体像にだけスポットライトを当ててしまっていたので、実際の実務の事などあまり考えませんでした。

そして行政書士業務を続けている内に、僕はふと気づいてしまいました。

「書類作成ってぶっちゃけあんま面白くないな」

と。

もちろん、行政書士の仕事は書類作成だけでなく、お客さんにより良い案を提案したり、コンサルタントの部分もあるので、一概に言うことはできません。

また、お客さんの人生を左右するような案件も中にはありますので、「やりがい」のある仕事もあるでしょう。

しかしそうはいっても、やはり行政書士の仕事は書類作成であったり、事務作業がその大半を占めるのは否めません。

そして正直、

「俺って、事務作業好きだったっけ?」

と、疑問に思ったこともありました。

まぁだからといって、行政書士になったことを後悔している、ということはありません。

しかし、もしも開業前の僕がこの事実にもっと目を向けていたら、もしかしたら考え直していたかも・・・しれません。

4.世の中には、行政書士よりもっと効率のいい仕事があるという事

行政書士は労働集約型のビジネスです。

行政書士が一人で仕事をこなせる限界は、大体年商1000万円までといわれています。

なので、行政書士として大きく稼ぐには、多くの人を雇用する必要があります。

また、行政書士の業務の多くは単発の仕事が多いので、1つ仕事をこなしたらまた1つと、この労働ループが永遠に続きます。

<労働集約型>

人間の労働力による業務の割合が大きい産業のこと。お金や機械よりも、人間の手による仕事量が多い産業

一方で世の中には、労働集約型よりも効率よくマネタイズすることができるビジネスがあります。

例えば、ストックビジネスと呼ばれるものです。

ストックビジネスの一例ですが、アフェリエイトサイトやアプリ作成、動画や書籍執筆などもそうでしょう。

ストックビジネスは、稼げる仕組みを作成して世のなかにリリースしてしまえば、あとはその仕組みが勝手に収益を上げてくれます(もちろんアップデートは必要です)。

そのような仕組み作りに成功することができれば、例え1人でビジネスをしていたとしても、従来の労働収入型のビジネスより大きく稼ぐ事が可能です。

僕はこのストックビジネスの圧倒的な優位性を、行政書士としての仕事が忙しくなればなるほど、痛感していくことになりました。

そしてこのような事に気づくことができたのは、行政書士として独立して仕事をやるようになったからです。

再度言いますが、もちろん、行政書士の業務をやりたくて行政書士になる方は、是非そのまま進んだ方が良いです。

しかし、ただ「独立してお金を稼ぎたい」というフワフワした動機の方は、一度このような事実に目を向けてみてもいいのではないでしょうか。

5.社会経験はやっぱりあった方がいいかもという事

僕は大学在学中に行政書士試験に合格し、大学卒業した年の8月に行政書士事務所を開業しました。

なので僕は、社会経験の無いまま独立したことになります。

そもそも社会経験がないので、最初は名刺の渡し方や請求書の作り方さえもわからず、とても苦労しました。

でもそれと同時に、どこの会社にも属さず、そのまま行政書士として開業したことはクールだと思っていました。

しかし今になってたまに思うことは

1年でもどこかの会社に所属してビジネススキルを学び、その会社を通して、社会とはどういうものかを見てからでも遅くなかったのではないか

という事です。

いったん行政書士事務所を開業して事業を始めてしまうと、大きな方向転換が簡単ではなくなります。

なので開業する前に、興味のある会社に1,2年就職していたら、ビジネススキルをはじめ多くの事を学べたのではないか、と今になって思っています。

組織とはどういうものかという事を学ぶことができていれば、行政書士として独立後の立ち回り方が違っていたかもしれません。

もし開業前の僕にアドバイスをすることができたなら、

「そんな焦らなくても、1・2年会社で働いて、社会見学してみれば?」

と言ったかもしれません。

6.多くの人は、行政書士が何をしている人かなんて知らないし、興味がないという事

僕が行政書士になる前は、「行政書士になれば周りからすごいと思われるだろう」などという淡い期待を抱いていました。

お客さんから「先生」と呼ばれる未来を考えたり。

行政書士としてバンバン活躍して、周りから注目や尊敬を集める未来を想像したり。

しかし、実際に行政書士として仕事をしながら思うことは、行政書士の資格を取って開業しただけでは、人生はそんなに変わらないということです。

そもそも、多くの人は行政書士が何をする人かも知りません。

「周りに認めてほしいから、頑張って国家資格である行政書士の資格を取る!」

という意気込みは良いですし、僕自身とても理解できます。

しかし残念ながら、周りはあなたの事をそんなに気にしていませんし、行政書士という資格に対して興味のある人も少数派です。

「行政書士をやってます!」

と言っても、

「ふ~ん、そうなんだ。それじゃあ会社の登記とかできるんだね?」

という、間違った返事が返ってくることが多々あったりします(会社登記は司法書士の業務です)。

なので、「行政書士」という肩書だけに憧憬の念をいただいて、取り合えず資格取得を目指すのはバカバカしいのでやめた方がいい気がします。

「行政書士になっただけでは周りの評価はそんなに変わらないし、そもそも、周りにどう思われるかなんてことは気にする必要もない。」

という事を、昔の僕に言ってやりたいです。

まとめ

今回この記事では、「行政書士として開業する前に知りたかった6つの事」を赤裸々に書いていきました。

ここで書いた「知りたかったこと」は、実際に僕が行政書士として開業して、仕事をするうえで気づいたことであり、僕が何も行動を起こさなければ知り得ないことでした。

この記事を書いていて、

「そんなこと、開業前によく考えたらわかるだろう」

という事もいくつかありましたが、僕自身、勢いやノリでここまで来てしまった部分も多いので、行動した後の気づきや教訓がかなり多くあります。

それ故、これから行政書士を目指して勉強する、もしくは開業を考えているという方に、少しでもその気づきをシェアして参考にしていただければ、という思いでこの記事を書きました。

少しでも多くの方にとって、この記事が参考になれば幸いです。

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