
行政書士の通信講座は世の中に数多く存在します。
しかし、数が多いがゆえに、「いまいちどれがいいの分からない!」という方も多いと思います。
そこで、今回この記事では、数ある行政書士通信講座の中で、【資格スクエア】に焦点を当ててみました。
僕は現在都内で行政書士事務所を経営している現役の行政書士です。
そんな僕の視点から、資格スクエアのメリット・やデメリットを包み隠さず解説していきます。
この記事を読めば、資格スクエアの行政書士講座が自分に合っているか、または他の講座の方がいいのか、ヒントが掴めるはずです。
<以下の事項に当てはまれば、この記事が参考になります>
●行政書士の通信講座で、自分に合うものを探している
●行政書士の勉強を始めようとしているが、自分にはどのように勉強を進めていくか迷っている
●資格スクエアはよく耳にするが、その実態を知りたい

Contents
行政書士通信講座【資格スクエア】の概要
資格スクエアの行政書士講座は、講義がすべてオンラインで完結する通信講座です。
しかし、資格スクエアが既存の通信講座と一線を画しているのは、独自の法律学習ノウハウに加えて、「IT×脳科学」をフル活用している通信講座であるという事です。
現に、資格スクエアを運営している株式会社サイトビジットは、2019年のeラーニングアワードで、AI・人工知能特別部門賞という賞を受賞しています。
eラーニングアワードとは
インターネットを用いて行う教育・学習に関連する優れたシステムを生み出した企業を表彰している。
そんな資格スクエアの行政書士講座ですが、以下にその特徴をざっとまとめてみましたのでご覧ください。
<資格スクエアのおおまかな特徴>
●AIが予測する、日本初の未来問を提供
●スキマ時間を有効活用することができる
●見やすいオリジナルのカラーテキスト
●受講料は他社と比べて高め
●実際に講義を無料体験するのがおすすめ
ITや、脳科学を生かした新しいタイプの通信講座である資格スクエア。
もしあなたが以下に当てはまれば、資格スクエアの受講に向いているかもしれません。
<資格スクエアの受講に向いている人>
●仕事や家事が忙しく、まとまった時間が取れない人
●できるだけ効率よく、短期間で合格を目指している人
●最新の脳科学やITを生かした勉強法に興味がある人
これまで資格スクエアの特徴や、受講に向いている人などをざっと紹介してきましたが、概要は大まかに理解できたでしょうか?
続いては、資格スクエアの強み・メリットを一挙に紹介していきます。
行政書士講座【資格スクエア】の強みとメリット
それでは、以下に資格スクエアの強みとメリットをそれぞれ詳しく解説していきます。
AIが挑戦する、日本初の「未来問」受けることができる
資格スクエアでは、AI(人口知能)が資格試験の問題を予測する日本初の「未来問」を開発しています。
実際に2018年の10月には、宅建試験の問題を予想し、2,500人超が「未来問」を使って本試験を受験。そのカテゴリー的中率は78%でした。
また、2019年の5月には、司法試験予備試験の問題を予想し、2,500人超が「未来問」を使って本試験を受験。そのカテゴリー的中率は60%でした。
カテゴリー的中率
約10年分の過去問題をAIに学習させ、それぞれのカテゴリーに分類。
さらに毎年度の出題傾向を学習させ、今年度の出題問題(5肢択一式、51題)を予測し模試を作成。
51題に選ばれたカテゴリーが本試験で出題された問題のカテゴリーと一致した率を「カテゴリー的中率」と呼んでいます。
今回資格スクエアは、行政書士講座にも未来問の提供を始めたので、是非この機会にチャレンジしてみることをお勧めします。
あっ、未来問は無料で提供されています。
興味のある方は、以下のリンクより申し込みをしてみてください。
講義が短時間の細切れのため、スキマ時間の有効活用に最適
資格スクエアの行政書士講義は、1講義約15分~30分と非常にコンパクトにまとまっています。
そのため、スキマ時間にさっとスマホで1講義受講することが可能で、日常にたくさんあるスキマ時間を有効に使うことができます。
更に21段階の倍速機能も付いていますので、2回目以降は倍速でざっと復習することが可能になれば、反復学習のハードルが大きく下がります。
以下のグラフをご覧ください。

これは有名な忘却曲線ですが、たった一度だけ勉強した後の記憶は、忘却曲線に沿って簡単に忘れていきます。
しかし、何度も反復して勉強した場合はすぐに忘れる事はありません。人は繰り返し学ぶことで、記憶を強めることができるのです。
資格スクエアの講義は短くまとまっているので、その講義を繰り返し聞くことは、勉強したことを定着させるためにもとても重要です。
エビングハウスの忘却曲線
人の脳は1度勉強したことを1時間後には56%忘れ、1日後には74%、さらに1週間後には77%、1カ月後には79%を忘れるとされています。
忘れるまでの時間と記憶の関係を表した図を「エビングハウスの忘却曲線」と言います。
分かりやすく見やすいオリジナルカラーテキスト

資格スクエアのテキストは図表やイラストが豊富で、市販の文字が多いテキストに比べてとても分かりやすく構成されています。
また、テキストはカラーテキストになります。
カラーテキストは従来のテキストに比べ、頭により入ってきやすく、暗記しやすいと言われています。
アメリカの心理学者が行った研究で、モノクロ画像よりカラー画像のほうが長く印象に残るという研究結果も出ています。
出典:「SCIENTIFIC AMERICAN」
昨年の講義もすべて無料で視聴することができる
今年度分の受講を決めると、今年度分の講義だけでなく、昨年度分の講義も無料で全て視聴することができます。
もちろん今年度分の講義からやっていくのは言うまでもありませんが、何度も反復して勉強していると飽きてしまいます。
そこで、箸休めの意味も込めて、昨年度分の講義を見てみるのもいいと思います。今年度の講義と比べることによって、何か気づきがあるかもしれません。
番外:行政書士講座担当の大内先生
資格スクエアの行政書士講座を担当している大内容子講師が、another lifeというサイトに取材をされていました。
この記事を読むと、講師である大内先生の内側をよく知ることができます。
興味のある方はこちらの記事をのぞいてみてください。
また、そんな大内先生の講義を無料体験することができます。資格スクエアでの受講を検討している方は、その前に体験受講してみることをお勧めします。
行政書士講座【資格スクエア】のデメリットや惜しい点

それでは、ここでは資格スクエアの行政書士講座のデメリットや惜しい点を赤裸々に解説していきます。
正直、他の講座と比べると劣っている点もいくらかありますので、他の講座とも比較しながら解説していきます。
他社に比べて、費用が高め
資格スクエアの受講費用ですが、一般的なコース、「【2020年向け】行政書士合格パック」で税込99,700円となります。
この値段は、他の通信講座と比べると正直高いです。
しかも、教育訓練給付制度の対象外になりますので、特に公的な割引は見込めません。
教育訓練給付制度
条件を満たした方が、厚生労働大臣が指定する講座を受講し修了した際に、修了までに支払った学費の20%がハローワークから支給される制度です。
以下で紹介している通信講座スタディングは、スマホで試験勉強を完結できる次世代型の通信講座で、その受講料も、他の通信講座と比べても最安値圏にあります。
通信講座を受講したいけど、できるだけ出費を抑えたいという方には、おすすめできる通信講座めできるです。興味があれば覗いてみてください。

講義動画は、ライブ講義を録画した感じのクオリティ
資格スクエアの動画講義のクオリティは、決して悪いものではありませんが、教室で行った講義をただ録画したようなクオリティです。
確かに、動画の質は講義の内容を左右する要因にはなりませんが、せっかく有料の講座を受けているのであれば、できるだけ綺麗な映像で講義を受けたいという方もいると思います。
よりきれいな映像で講義を受けたいという方は、行政書士講座でも有名な、フォーサイトを覗いてみるといいかもしれません。
フォーサイトでは、クオリティの高いハイビジョン講義を採用しています。また、費用も資格スクエアよりもお安いので、興味のある方は以下の記事もご覧ください。

受講料の割に、合格者へのキャッシュバックが少なめ

資格スクエアでは、行政書士試験に合格した人を対象に、キャッシュバックキャンペーンを行っています。
合格体験記と合格証明の書類を提出することを条件として、顔写真と名前を公開した場合は1万円、名前だけを公開する場合は5千円がキャッシュバックされます。
キャッシュバックがあることは喜ばしいことですが、受講料の99,700円に対して、最大1万円のキャッシュバックなので、もう少しあったらいいなと、欲張りを言いたくなってしまいます。
例えば、他社の行政書士通信講座であるクレアールでは、初心者対象のカレッジコースを受講した場合、受講料47,320円に対し、合格お祝い金は2万円贈呈されます。
もちろん、キャッシュバックの金額だけにフォーカスするのは間違っていますが、受講料も安く、キャッシュバックの率も良い講座があるなら、そちらにも目が行くのは無理はありません。
以下にはクレアールの紹介記事も貼っておきますので、興味のある方はご覧ください。通信講座を選ぶときは、できるだけ多くの講座を比較検討することをおススメします。

音声ダウンロードは別途費用が発生する
資格スクエアの講座はオンラインで行われますが、その講義の音声をダウンロードしたいとなると、別途費用が33,000円発生します。
音声ダウンロードをすると、Wifi環境の無い場所でも再生することができたり、通信速度を気にしなくて済むので、是非導入したいところです。
しかし、別途費用が33,000円発生するとなると、導入に躊躇してしまう方もいると思います。
通常の講座にもダウンロード機能が付いていれば言うことなしですが、少し惜しいポイントですね。
資格スクエアの口コミ
それでは、以下に資格スクエアを実際に受講した方の生の口コミから、一部抜粋したものを紹介していこうと思います。
(資格スクエアは)コツコツ勉強ができる人や、まとまった時間を確保することが難しい人にすごくおすすめです。
もちろん、法律の知識が全くない方でも、先生がわかりやすく教えてくれるので心配ありません。
(資格スクエアは)普段忙しかったり疲れていたりして、自分でテキストを読み込んだりするのが難しい人におすすめしたいです。
自力でテキストを読み解くことは想像以上に脳が疲弊して、すぐにへばってしまいます。 良い動画で学習するほうが、はるかに頭に入りやすいです。
講義の量がコンパクトである上に倍速再生もできたので、試験範囲全体の重要論点をスピーディーに学べるのが良かったです。
・オンライン動画講義がストリーミングなので、WiFiが無い場所でスマホで使いすぎると、通信容量が足りなくなります。
私はポケットWiFiを利用して、容量不足を乗り切りました。
資格スクエアの行政書士講座コース料金
資格スクエアの行政書士講座の受講料金は以下の通りとなります。
コース名 | 金額 |
【2020年向け】行政書士合格パック | 99,700円 |
コースは、基本的にこの1コースのみになります。
通信講座によっては、多くのコースがあって選びずらいという事もありますので、その点1コースのみというのは、選択の必要がなく助かります。
コース内容は以下をご覧ください。
コース内容
●行政書士基礎講座 (約45時間)
●行政書士過去問講座 (約10時間)
●重要判例59早回し講座
●記述・択一トンネル講座
※今年度のコースを受講した場合、昨年度の講座もすべて無料で受講することができます。
まとめ
それでは最後に、資格スクエアの概要のまとめを以下に紹介します。
●AIが予測する、日本初の未来問を提供
●スキマ時間を有効活用することができる
●見やすいオリジナルのカラーテキスト
●受講料は他社と比べて高め
●実際に講義を無料体験するのがおススメ
AIを使った未来問などで、どんどん躍進している資格スクエア。
費用は比較的に高くちょっと惜しい点等もありましたが、少しでも興味があれば、一度以下のリンクより無料で講義を体験してみてください。
資格スクエアの良し悪しがより実感できると思います。