コラム

主婦も行政書士になれる?女性行政書士の割合や開業のメリットを解説

「主婦でも行政書士を目指すことは可能?」

「女性行政書士の割合はどのくらい?」

「女性行政書士の強みって?」

この記事にたどりついたあなたは、おそらく上記のようなことが気になっているのではないでしょうか。

行政書士は、「法律資格の登竜門」としても知られ、毎年多くの方が受験する人気の国家資格です。

そしてもちろん、受験者の中のにも、実際に行政書士として活躍されている行政書士の方の中にも、多くの女性がいます。

今回この記事では、現役で行政書士をしている僕の目線から、上記のような疑問にお答えしつつ、女性行政書士として開業するメリット等を解説していきます。

<もしあなたが以下のどれか当てはまれば、この記事が参考になります>

●現在主婦で行政書士試験の勉強をしている。

●女性で、行政書士として開業したい

●行政書士に興味はあるが、実態はどうなのか知りたい

●行政書士の勉強をしている、また開業を目指している女性が周りにいる

女性行政書士の割合

それでは、女性の行政書士の実態を見ていきましょう。

<年代別>行政書士試験の女性受験者・合格者数

まずはじめに、令和元年度行政書士試験の、女性受験者と合格者の年代別の統計をみていきましょう。

<令和元年度行政書士試験>

年代 受験者数 合格者数 合格率
10代 181名 8名 4.41%
20代 2,397名 233名 9.72%
30代 2,949名 345名 11.69%
40代 3,223名 306名 9.49%
50代 1,975名 146名 7.39%
60代以上 614名 28名 4.56%
合計 11,349名 1,066名 9.39%

上の表を見てみると、20代から40代の年代層が受験者数、合格者数ともに増えています。

この年代の方は、キャリアチェンジを考える方や、子育てが落ち着いてなにか新たに始めようとする方が多く、上記のような結果になっているのだと思います。

ちなみに、この年の男性の受験者数は28,472人で、合格者数は3,505人でしたので、女性の比率は男性と比べて大体3分の1程度でした。

女性行政書士の登録者数と男女比

令和元年12月現在の、行政書士登録者数のデータがありますので、以下では女性行政書士の登録者数と、その男女比を紹介します。

<令和元年12月登録者数>

内訳 男性会員 女性会員 女性会員比率
個人事務所開業 40,125名 6,554名 16.33%
行政書士法人社員 1,154名 239名 20.71%
使用人行政書士 508名 287名 56.49%
合計 41,787名 7,080名 16.94%

上記の表からわかる通り、女性行政書士の数は、全会員の中で16%にしかすぎず、とても多いとは言えない状況です。

それでは何故、行政書士は女性が少ないのでしょうか。

行政書士はそもそも求人数が多くありません。従って多くの人が、行政書士試験に合格後、直ぐに開業します。

行政書士になって、企業で働くという選択肢が少ない。

これが、女性や主婦の方が参入するハードルを上げてしまっている原因ではないかと思います。

女性行政書士として開業するメリット

実際に女性として行政書士事務所を開業するメリットは多くあります。ここでは、以下にそのメリットを紹介していきます。

1.女性の方が有利な分野が存在する

行政書士の業務の中には、女性が有利な分野が存在します。

例えば、離婚協議書の作成や婚前契約書の作成などです。

離婚協議書や婚前契約書は女性からの依頼が多くあります。

女性のクライアントは、離婚や結婚といったデリケートな内容は、男性より同性である女性のほうが相談しやすいです。

また、女性行政書士の方が、同性であるが故に、より女性クライアントに寄り添った形でサポートすることができると思います。

2.少数派という強み

上でも紹介しましたが、女性行政書士の割合は、全体の会員数のわずか16%にしか及びません。

しかし、少数派であるということは、それだけ希少性があるということです。

上記のような女性特有の依頼であれば、女性行政書士の方が選ばれやすくなるのは当然ですし、人によっては、案件問わず女性行政書士に依頼したいという方もいると思います。

自らの希少性を生かし、バリバリ営業していけば、多くのチャンスに巡り合えるはずです。

「希少性の原理」

人が欲している量(需要)に比べ、利用できる量(供給)が少ない時、そのものの価値が高くなる、または高く思える心理的な現象のこと

3.在宅で完結する業務もあり、比較的自由に働くことができる

上記2つメリットとは少し毛色が違いますが、自由な働き方ができるというメリットがあります。

女性の方の中には、主婦をやりながら行政書士試験に合格し、開業を目指しているという方もいると思います。

一般的に、家事など、日々の雑務をこなしながら仕事をしていくのは容易ではありません。

しかし、行政書士として開業すれば、在宅で完結する業務もあり、また時間を自分でコントロールすることも比較的可能な為、家事や育児と仕事を両立することもできます。

ですので、主婦でも行政書士事務所を開業することは十分可能です。

注意点としまして、業務によっては来客や顧客対応が多いものもありますので、自らの理想の生活スタイルに合った業務選定が必要です。

「在宅で完結する業務」とは、例えば特殊車両通行許可のオンライン申請などです。

また、車庫証明取得代行や古物商許可証の申請代行等、郵送で完結する業務もお勧めです。

番外:行政書士は男性だから有利ということはない

行政書士のメインの仕事は、クライアントから依頼を受けて書類を作成し、役所に申請する仕事です。

力仕事はありませんし、男性が有利に立ち回れる仕事も特にありません。

結局、開業してしまえば完全に個々の実力勝負になりますので、男女差は関係がないと思います。むしろ、女性の方が希少性があり有利なのではないかと思うほどです。

行政書士会員の男女割合だけをみて、「女性には難しそうだ」と諦めるのは明らかに早計です。

あなたが女性で、行政書士の資格勉強をしている、もしくは開業することを検討しているのであれば、チャレンジしてみる価値は大いにあると思います。

開業にあたっての注意点

一点、開業にあたっての注意点があります。

僕個人的には、行政書士として開業する際は、費用も掛からないということで、最初は自宅兼事務所で開業することをお勧めしています。

しかし、来客が多い業務を選定した場合、不特定多数の人に自宅住所が知れてしまいます。

特にあなたが女性で一人暮らしの場合、自宅の住所が不特定多数の人に知られてしまうのは、あまりよろしくない事もあります。

そこで対策としては、上記でも紹介している通り、来客を想定しない車庫証明代行や古物商許可の申請など、郵送のみで完結する業務を手掛けるのはどうでしょうか。

郵送で完結する業務をしばらくやってみて、売上が安定したところで、専用の事務所を構えるというのも一つの手だと思います。

主婦におススメの行政書士試験勉強法

行政書士試験の受験を検討されている主婦の方は、どのような勉強法を取るのが最適でしょうか。

試験勉強に関しては、独学と通信・通学講座を受講するという方法があります。それぞれメリットがありますので以下に紹介します。

時間はあるが、お金をかけたくない場合

勉強時間は毎日捻出できることができるが、通信講座にお金を使う人はちょっと・・・という方は、独学で合格を目指す方法があります。

行政書士試験は法律系の国家資格で、それなりに難易度は高いですが、独学で合格可能です。

しかし、独学で合格を目指すのは決して安易な道ではなく、それなりの時間を勉強に費やす覚悟と、正しい勉強法を反復して行っていく必要があります。

以下には、独学で一発合格を果たした僕の合格までの道のりや、僕が効果的だと思う勉強法を貼っておきますので、興味のある方は参考にしてみてください。

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出来るだけ最短で、確実に結果を出したい場合

無策独学で突き進み、合格までに数年の時間を要している方は多くいます。

1年で合格することができれば、その後すぐに経験を積んでお金を稼ぐ事だって出来たのに、2年、3年と受験勉強に時間を費やしていると、多くの機会費用を支払うことになります。

その様な事態をできるだけ避けるためにも、より短期間で効率よく試験合格を目標に、通学、もしくは通信講座を受講するという方法があります。

時は金なりです。お金で時間を買うと思えば、講座の受講料は高くないと思います。

今は講義もスマホでダウンロードでき、家事をしながらや、スキマ時間を有効に使う事が可能なので、普段忙しい主婦の方にも、最適な講座はあると思います。

以下には、それぞれの通信講座を紹介している記事を貼っておきますので、行政書士通信講座に興味のある方は覗いてみてください。

行政書士オススメ通信講座
行政書士が選ぶオススメ14社!行政書士の通信講座【2020年版】 「行政書士の講座ってたくさんあって、どれを選べばいいか分からない」 「巷にあふれる通信講座ランキングは本当にあてになる...

通信講座を受講したとしても、本人がやる気にならないと合格できないのは言うまでもありません

まとめ

今回この記事では、女性行政書士の実態や、開業のメリットなどについて紹介していきました。

以下に、この記事の要点をまとめました。

<要点>

●女性行政書士会員の割合は全体の約16%

●女性行政書士には有利な業務がある

●開業後は男女関係なく実力勝負なので、女性の割合が少ないからと躊躇する必要はない。

●自宅兼事務所で(特に一人暮らしで)開業する場合は注意した方が良い

●お金を節約したい方は独学、効率よく短期で合格を目指す方は通信講座がおすすめ

 

最後に、このブログでは現役行政書士の僕が、行政書士の資格や開業後の事についての情報を発信していますので、興味のある記事があればぜひご覧ください。

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