
「大学生で行政書士試験に合格するメリットある?」
「大学生でも行政書士になれるの?」
大学生の時は進路に悩むものです。あなたも上記のような疑問があり、この記事にたどり着いたのではないでしょうか。
僕は現在都内で行政書士事務所を経営している、開業4年目の行政書士になります。
僕自身、大学4年生の時に行政書士試験に合格し、卒業後すぐに開業した経験があります。
今回この記事では、大学生でも行政書士になれるのかどうかや、大学在学中に行政書士の資格を取得するメリット等を、在学中に試験に合格した僕の視点から分かりやすく解説していきます。
<以下の事項に当てはまれば、この記事が参考になります>
●大学生で、行政書士の資格に興味がある
●大学生で、進路を考えるうえで何かサンプルが欲しい
Contents
行政書士は大学生でもなれる?行政書士試験の受験資格
まず初めに、行政書士試験の受験資格をみていきましょう。
<行政書士試験の受験資格>
年齢、学歴、国籍等に関係なく、どなたでも受験できます。
ということで、行政書士試験に必要な受験資格などは特に決められておらず、大学生であるあなたも受験することが可能です。
行政書士試験に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。試験の詳細について興味のある方は覗いてみてください。

行政書士は大学生でもなれる?行政書士としての登録

行政書士になるには、行政書士試験に合格した後、行政書士として登録をしなければなりません。
そして、行政書士として登録するには、以下の事項(欠格事由)に該当しないことが条件となります。
上記を見てわかるように、未成年者は行政書士にとして登録することができません。
なので、もしあなたが大学1、2年生で、20歳に満たない場合は、行政書士登録はすぐにはできないことになります。
逆に、もしあなたが20歳以上であれば、大学生であろうと関係なく行政書士として登録することができます。
大学生が行政書士の資格を取るメリット

それでは、大学生が行政書士の資格を取得するとどんなメリットがあるのか、以下に例を挙げて紹介していきます。
1.大学卒業後、就職せずに行政書士として即開業可能
大学在学中に行政書士の資格が取れた場合、大学卒業後すぐに行政書士事務所を立ち上げて、開業することが可能です。
もちろん、行政書士事務所を開業する為には最低限必要な開業費用などもありますし、それなりの準備が必要です。
また、行政書士の実務が未経験の場合、どのような業務で営業するかも考えなくてはなりませんし、実務の勉強もしなければなりません。
しかし僕自身、大学卒業後、社会に一度も出ないまま行政書士として開業をしてなんとかやれていますし、多くの行政書士も資格取得後未経験で行政書士事務所を開業しています。
僕の開業当初の事に興味があれば、以下の記事を読んでみてください。ハードルは高いかもしれませんが、開業を選択肢の一つとするならば、何かヒントが得られるかもしれません。


大学生の時は時間が比較的ありますので、開業準備に時間をかけることも可能です。
実際に開業するまでにSEOの勉強をし、集客ページを作り始めておくのも良いでしょう。
また、なかなか求人は少ないですが、大学生の時に行政書士事務所でアルバイトができたら最高です。
大学生は色々な面で経験不足ではありますが、時間を持っていることが大きな強みです。
その強みを上手く使えば、大学卒業後すぐに開業することも不可能ではありません。
2.就職活動のアピールポイントとしても有効

行政書士試験は、難関な国家試験です。合格する為には、相当な勉強量と忍耐力が必要です。
そのため、企業側から勉強熱心という印象を持たれたり、目標に向かってコツコツ努力していく能力があるという印象を与えることができるでしょう。
しかし、行政書士事務所に就職する場合を除き、行政書士の資格を持っているという理由だけでは、「即戦力」とみなされることはありません。
一般企業では、行政書士の資格自体を現場で活かす機会がほとんどないからです。
ただそうは言っても、行政書士の試験勉強で獲得した法律の知識や忍耐力は、企業側にアピールできる材料になるでしょう。
「学生時代に頑張ったことは何ですか?」という質問にも、胸を張って答えられる一つのネタになるはずです。
3.さらに難関な資格を目指すことができる

行政書士の試験は、「法律系試験の登竜門」といわれています。
その行政書士試験に合格できるということは、法律の基本的な知識は会得しているはずです。更に、試験に合格することで大きな自信もつくでしょう。
そうなると、更に難関な資格を目指すことも十分にできると思います。
とくに学生のうちは時間がたくさんあります。もし、あと1年や2年学生生活が送れるのであれば、司法書士試験や、司法試験予備試験等を目指してみてもいいかもしれません。
行政書士試験に合格することによって、視座が高まるのは大きなメリットです。
番外:国家資格を持っていれば、合コンとかで一目置かれます
行政書士の資格を持っている、もしくは行政書士だからといって、モテるようになる事はあまり期待しない方がいいです。
しかし、一目は置かれるようになるかと思います。
「行政書士なの?かっこいい(かわいい)~」とは中々なりませんが、「行政書士なの?すごいねー」となることは多いです。
しかも、行政書士等の士業は年配の方のイメージが多いのか、あなたが若ければ若いほど、「若いのにちゃんとしてる」と思ってもらえます。
僕も大学生の当時は、「行政書士になったらモテそう。」とか、「すごいと思われそう、金稼げそう。」とか、そんな不純な動機が主な原動力になり、行政書士になることを目指しました。
でも、最初は不純な動機でいいのです。みんなそんなものだと思います。
無事試験に合格したときや、開業してうまくいったときなどは、「行政書士として、行政と市民の架け橋になりたかった」とでも言っておきましょう。
時間がある学生時代の今がチャンスです

あなたがこの記事を読んでいるということは、おそらくあなたは大学生で、行政書士の資格に興味があるのだと思います。
大学生は時間がたくさんあります。
しかし、社会人になったらそうはいきません。毎日の仕事や雑務などに追われて、勉強はどんどん後回しになってしまいます。
そして多くの学生は、未来がそうなるであろうと予想がつくにも関わらず、勉強せずにたっぷりある時間を無為に過ごしてしまいます。(僕もその一人でした)
そして皮肉にも、社会人になって仕事が忙しくなってから資格勉強を始め、「あ~あんときやっときゃ良かったな~」とか思うのです。
そんな後悔している未来の自分の姿が、想像できませんか?
当時の僕には、行動しなかったときの未来の自分が、後悔している姿が目に浮かんだので、大学4年生の時に勉強を始めました。
今大学生で、行政書士の資格に興味があり、この記事を偶然見つけたあなたはラッキーです。
今が自分の人生で一番若く、一番時間がある時です。
迷っているなら是非、資格取得にチャレンジすることをお勧めします。ただし、やるなら短期決戦で。
以下には、僕が独学で合格するまでの道のりや、勉強法を書いた記事を貼っておきますので、独学で頑張ってみたいという方は参考にしてみてください。


また、独学ではなく、通信講座を利用してできるだけ効率よく合格したいという方は、以下の通信講座を紹介している記事も覗いてみてください。
自分に合った講座探しのヒントになるかもしれません。
