コラム

行政書士の年齢層は?行政書士を目指すのに遅いも早いも無い理由

「行政書士の年齢層はどれくらい?」

「まだ20代だけど行政書士を目指すのはあり?」

この記事を読んでいるあなたは、行政書士の年齢層について興味を持っている方だと思います。

行政書士といっても、各人でそれぞれ湧くイメージが異なると思いますが、行政書士についてどのようなイメージがありますか?

僕は、行政書士は年配の方が多いイメージがありました。

とはいえ、僕自身は24歳の時に行政書士試験に合格し、25歳で開業しています。

今回この記事では、行政書士の年齢層にスポットを当て、各年齢層の実態や、行政書士を目指すのに遅いも早いもない理由などを、解説していこうと思います。

行政書士オススメ通信講座
行政書士が選ぶオススメ14社!行政書士の通信講座【2020年版】 「行政書士の講座ってたくさんあって、どれを選べばいいか分からない」 「巷にあふれる通信講座ランキングは本当にあてになる...

行政書士の年齢層

それではまず初めに、行政書士の年齢層から見ていきます。

年齢 割合
20代 0.8%
30代 8.0%
40代 17.3%
50代 17.9%
60代 35.6%
70代以上 19.9%
未回答 0.5%

このデータは、平成30年に日本行政書士連合会が発表しているデータですが、回答率も低く、正確に行政書士の年齢分布を把握するためには今ひとつ情報です。

しかし、おおまかな年齢分布においては、大体この表通りだと思います。

特筆すべきは、60代以上の会員数が全体の割合の半数以上を占めるという事です。

50代以上の割合という括りにすると、その数は実に73.4%です。

このように、業界的に高齢化が進んでいる行政書士ですが、その理由の一つとして、公務員を20年以上勤めあげた後、または公務員として定年退職後に、行政書士を始められる方が多いことが挙げられます。

それにしても、20代や30代の行政書士の割合の少なさには驚きです。

国家公務員や、地方公務員を20年以上続ければ、試験に合格することなく行政書士となる資格を与えられます(一定の要件を満たす場合は17年以上) 参照:行政書士法第二条六

行政書士受験者・合格者の年齢別表

それでは、令和元年度の行政書士受験者の年齢別表を見ていきましょう。

<令和元年度 行政書士試験受験者属性>

年齢 受験者数 合格者数
10代 547 45
20代 6,733 862
30代 9,010 1,215
40代 10,720 1,229
50代 8,387 846
60代以上 4,424 374

この表で見ると、30代と40代が一番層が厚く、合格者数もほぼ変わりません。

やはり30~40代に受験者・合格者が多い理由は、それなりに社会でキャリアを積んで上で、行政書士の資格で独立開業やキャリチェンジを考えている方が多いからでしょう。

この合格者の中から、どれだけの人が行政書士に登録したかの統計は出てきませんが、おそらく、30~40代の方はそのまま行政書士として登録、開業する方が多いのではと推測します。

合格者の推移で見ると、その次に20代、50代と続きます。

行政書士の年齢別メリット・デメリット

ここでは、行政書士の勉強を始めたり、開業する時の年齢について、それぞれの年代別にメリットやデメリットを解説していきます。

20代で行政書士を目指すメリット

20代はまだまだ若いので、例え失敗しても、そこまでの痛手にはなりません。イケイケで攻めていけるのが20代最大のメリットです。

しかも、行政書士は少ない資本で開業することができますので、失敗しても大きな痛手になることは考えにくいです。

試験勉強を始めるにしても、開業をするにしても、時間に余裕がある20代にこそ挑戦しておくのがいいと思います。

また、仮に失敗したとしても、チャレンジをしてした失敗は絶対無駄にはならず、将来その経験は必ず何らかの形で生きてきます。

もしあなたが20代で、行政書士になることを考えているのであれば、行政書士の平均年齢など気にせず、時間もあり、パワーもある今こそ挑戦してみることをお勧めします。

以下の記事には、僕自身が未経験で行政書士事務所を開業した時の話を載せていますので、興味があればご覧ください。

business man learn how to success
【行政書士事務所開業のリアル】社会経験の無い僕が開業してみた行政書士で開業したらうまくいくのか?実際に未経験で開業した僕が、開業から初めて売上が立つまでの軌跡を書きました。行政書士の開業のリアルが知りたい方、必見です。...

20代で行政書士を目指すデメリット

20代で行政書士を目指すデメリットといえば、社会での経験が不足していることが挙げられます。

どこかの会社で何年か働いた経験があるならともかく、(当時の僕のように)就業経験も無い状態で働くのはなかなか大変です。

また、若いとクライアントに足元を見られることもあるかと思います。

しかし、これらのデメリットは、実務の勉強を怠らず、ビジネスマナーもしっかり勉強しておくことによって解消できるでしょう。

確かに、20代の行政書士は、始めたばかりは他の年代と比べても不利かもしれませんが、実務経験を積んでしまえば、あまり年齢は関係なくなり、やりやすくなると思います。

30~40代で行政書士を目指すメリット

30~40代の人は、社会に出てそれなりの期間も経っています。

社会経験が豊富なので、20代のように基本的なビジネススキルが不足していているということがなく、スタートダッシュが切りやすいのが強みです。

また、前職の経験やスキルをフルに生かせるところもメリットです。

例えば、前職がWeb関係の方は、その知識を生かして集客に力を入れることができますし、語学力がある方は、入管関係の業務でより活躍できるチャンスがあります。

また、前線でバリバリ働いている行政書士の方はこの30~40代の年代の方が多いです。

一番脂の乗った30~40代を行政書士としてフルスイングすれば、大きな成功が目指せる可能性もあるでしょう。

30~40代で行政書士を目指すデメリット

30~40代になると、会社ではそれなりのポジションにつき、プライベートでは家族や子供のいる方が多いと思います。

忙しい30~40代の方が0から行政書士試験にチャレンジするとなると、それなりのタイムマネジメントが必要です。

勉強時間を捻出するために、何かしら犠牲を払う事も出てきます。

また、たとえ行政書士試験に合格して、前職を退職し、晴れて行政書士事務所開業したとしても、成功する保証はどこにもありません。

失敗した時は、家族が路頭に迷ってしまう可能性だってあります。万が一失敗した時のダメージが大きいというのが、この年代の一番のデメリットです。

その対策としては、貯蓄を十分にためて、開業資金はなるべく抑えるようにしたり、最初は副業として小さく初めてみる等の方法があります。

以下に、そんなあなたに参考になるかもしれない記事を貼っておきますので、よければご覧ください。自分に一番合った方法で行政書士を始めるのがベストです。

行政書士の開業資金はいくら?実際の費用や実務者からのアドバイス行政書士の資格を目指して勉強している方や、独立開業を目指してる方の中では、行政書士事務所の開業資金について考えることも多いのではないでしょうか。僕は25歳の時に行政書士事務所をはじめて、現在4年目で現役で行政書士をやっています。この記事では、そんな僕の目線から、実際開業の際にかかった費用や、開業資金を考える上でのアドバイスを書いていこうと思います。...
副業で行政書士!?メリット・デメリットを解説します副業で行政書士は成り立つのか?現役で行政書士をしている僕が、副業で行政書士になるメリットとデメリットを解説します。副業として行政書士事務所の開業を考えている方必見です。...

50代~行政書士を目指すメリット

この年代の方は、社会で既に多くの経験を積んでいるので、クライアントからの信頼度は高いでしょう。

もちろん、いままでの社会生活で得た知識やスキルをフル活用して、行政書士としての営業を有利に運んでいくことも可能です。

また、昨今「老後資金2000万円」の問題が多く取りざたされていますが、行政書士は定年がありません。

行政書士は肉体を使う仕事でもないので、頭が動く限りは働くことが可能です。

定年退職後、ただ貯金を切り崩していく生活するよりも、行政書士として営業を続ける方が、精神的にも経済的にもより安定するのではないでしょうか。

50代~行政書士を目指すデメリット

行政書士事務所を開業して、どのくらいの熱量でやっていくのかにもよりますが、行政書士として積極的に営業活動をしていくとすれば、インターネット等の知識は不可欠です。

そのほかにも、多くの情報を日々アップデートしていく必要があります。

昔ながらの営業法では、この動きの速い情報社会で利益を上げ、生き残っていくのは難しいでしょう。

「パソコンやIT関係はまるっきりダメ」という方は、貪欲に新しいスキルを取得していく心意気がないと、厳しい闘いになると思います。

結論:行政書士を目指すのに年齢は関係ない

ここまで、行政書士の年齢層や、年齢別にメリットやデメリットを紹介していきました。

それを踏まえたうえで僕は、行政書士を目指すのに年齢は関係なく、遅いも早いもない、と考えています。

行政書士になる大半の人は、基本的に試験に受かったら、どこかの行政書士事務所で経験を積むのではなく、即開業します。

行政書士事務所の求人がそもそも少ないので、多くの人は未経験で開業することになるのです

そうなると、多くの人が実務経験を積むことなく、未経験のまま開業に踏み切るという事なります。

あなたが昔どんな会社で働いていた経験があろうと、はたまた何の経験も無かろうと、行政書士になったら、みんな一列になって、よーいドンでスタートするのです。

もちろん、今まで積んだキャリアによって、多少の差はあるでしょう。しかし、行政書士の実務が未経験という意味では、みんな同じです。

ということは、行政書士を目指す適したタイミングや年齢などは存在せず、行政書士になりたいと思った「今」がその時なのです。

僕自身、25歳で行政書士を始めた時は、社会経験も実務経験も何もないただのボンクラでした。しかし、今は専門分野を持つ、開業4年目の行政書士です。

年齢は関係ありません。早く始めたもん勝ちです。悩んでいるならさっさと実務経験を積んでしまって、行政書士デビューをしてしまいましょう。

こちらの記事もおすすめ!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください