コラム

行政書士が食えないといわれる4つの理由と、食えるためにすべきこと

僕が行政書士の開業をまだ考えている段階だった時、「行政書士 開業」と検索をかけてみると、

「行政書士は食えない資格である」

「行政書士で開業は無謀だ」

等といったネガティブワードが散見されており、面食らったことを覚えています。果たして行政書士は本当に食えない資格なのでしょうか?

この記事では行政書士が食えないといわれている大きな理由を4つピックアップしています。それと同時に、今のところ食えている現役行政書士の僕から、食えるためにすべき事を紹介します。

行政書士の実態が知りたい方は必見です。

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行政書士が食えないといわれる言われる4つの理由

それでは、なぜ行政書士が食えないといわれるか、その所以を4つ紹介します。

1.廃業率が高いから

行政書士は食えない!と言っている方の最大の裏付けは、この廃業率にありそうです。一説では、行政書士は開業3年以内に9割廃業するといわれています。

僕もちょっとデータを探してみたのですが、そのような説を裏付けるデータは見つかりせんでした。しかし、廃業率が高いというのはどうやら間違いではなさそうです。

この開業3年以内の廃業率9割という破壊力のあるフレーズが巷で囁かれるようになった結果が、行政書士が食えないといわれるようになった理由の一つであるかと思います。

しかしそもそもなぜ廃業率が高いのかというのは、以下の理由から導き出せると思います。

2.実務経験が無いまま開業するから

実務経験がないまま独立するというのは行政書士の廃業率を高める決定的要因であり、行政書士が食えないといわれてしまう所以ではないかと僕は思っています。

前職が無職であろうと、会社である程度の役職についていようと、行政書士の実務経験無しで独立開業するのは誰にとっても簡単なものではありません。

しかし、行政書士は試験に受かったらすぐに独立開業を決める方が非常に多い資格でもあり、僕もその一人として最初は非常に苦労しました。その背景には、そもそも行政書士の求人数が極限られているので、一度就職して修行をするチャンスがないこと等があげられます。

行政書士の実務を未経験のまま開業すると、実務経験がない→仕事が取れない→実務経験を積めない→営業する自信がない→売上が立たないという負の連鎖に陥りやすくなります。

3.登録者数が他の資格と比較して多いから(競争率が高い)

行政書士が食えないと言われている理由の一つに、登録者数が他の資格より多いからという理由があります。それでは、実態はどうなっているか下の表をご覧ください。

順位 業種 登録者数 備考
1 行政書士 48,768 2019年10月1日現在
社会保険労務士 42,153 2019年4月現在
弁護士 41,020 2019年12月1日現在
司法書士 22,632 2019年4月1日現在
弁理士 11,496 2019年11月30日現在

この表を見ると、2位の社会保険労務士と約6600人の差をつけて行政書士が登録会員者数1位です。

試験の難易度も上記の士業と比べ比較的易しい方で、新規で参入する際の小癖も低いので、その分他士業と比べて競争率もその分増えるというのは納得です。

4.資格があれば飯が食えると思ってる人が多いから

逆説的ですが、資格があれば飯が食えると思っているのであれば、おそらく飯は食えなくなります。

特に行政書士は国家資格で一応街の法律家として国のお墨付きがありますので、その資格を有しているだけでなんとかなりそうだなと思っている方も多いと思います。しかし、資格があるだけでお客さんが寄ってきて仕事の依頼をしてくれるわけではありません。

ここを甘く考えてしまい、開業後上手くいかなくなってしまった方なども割と多いのではないでしょうか。

資格を取った後に売上を上げる努力をしないと飯は食えなくなります。

行政書士として食えるためにすべき事

それでは、行政書士として食える為にはどうすればよいでしょうか。僕が思う食えるためにするべきことリスト以下にリストアップします。

1.まずは最低限”食えるようになる”ことを意識する

これ、非常に重要です。初めから年収1000万円をねらって、入管関係や建設業の許可など花形業務から始めていくのは非常に素晴らしいですが、やはり人気のある業務は競争も激しいです。

僕自身最初は入管関係を扱おうとしたのですが、未経験のため売上を上げていく自信もなく、結局は最低限の生活費を稼ぐために、以前に自分でもやった事がある車庫証明の業務を取り扱うことにしました。

価格を相場より低めに設定したので、比較的早いうちに最低限の売上を立てれるようになりました。

月に15万円でも売上があると心の持ちようが全然違います。まずは自分がやりたい業務ではなく、稼ぎやすい業務をピックアップして、最低限の生活費を稼ぐことに集中することが大切です。

これができれば最低廃業は避けれます。

2.扱う業務を絞る

専門特化するメリットは多くあります。1つに、1つの業務に対しより深い知識をつけることができ、様々なケースに対応する力を付けることができ、より専門性を磨いていくことができます。

また何より、専門特化した方が圧倒的に営業がしやすいというメリットがあります。ホームページを作るにしろ、一つの業務に特化してより詳細に作りこんでいく方が、多くのPVが集められ、潜在顧客がより興味を持つホームページが出来上がります。

ランダムに業務を取り扱う何でも屋として稼いでいる方は、少なくとも僕の知り合いにはいません。

3.ホームページを作成し、SEOに力を入れる

SEOとは、自らのサイトの記事をGoogle検索の上位に持ってくる技術の事です。

SEOを勉強して事務所のホームページを作りこんでいくことは、行政書士として食えるようになる必須事項だと思っています。

僕も最初にSEOを勉強してホームページを作りこんだことで、車庫証明の売上を立てれるようになりました。

また、取り扱う1業種につき1つのホームページを作るのがおすすめです。

4.実務経験はお金を払って身に着ける

一般的に行政書士は未経験のまま開業する方が大半です。ということは、基本的には自分で仕事を取って来ない限り実務経験を積むことができません。

そうなってくると、上記でも書きましたが、実務経験がない→仕事が取れない→実務経験を積めない→営業する自信がない→売上が立たないという負の無限ループに陥りやすくなります。

しかし、僕がおすすめするのは実務経験をお金を払って身に着けることです。要は、自分の専門にしたい業務ですでに活躍されている方にお金を支払いコンサルタントをしてもらうのです。

もちろん、慎重に選定しなければなりませんが、しっかりとした方からコンサルタントを受けることができれば、素早く実務経験に匹敵する知識とそれに伴う自信をつけることができます。

コンサルを受けることは実務経験を積む最高のショートカットだと僕は思っています。

僕も現在専門としている特殊車両通行許可の分野については、最初に30万円を支払ってコンサルを受け、そこから大きく稼ぐことができました。

どんな職業だって独立したら食える保証なんてない

本当、そうなんです。行政書士に限らず、どんな職業だって独立したら食える保証なんてありません。

例えば、初期コストのかかる飲食店などは借り入れからスタートする場合が多く、利益率も低く経営は大変です。

それに比べると行政書士は初めやすく、またランニングコストも工夫すればかなり抑えられます。おまけに利益率はめちゃ高いので、比較的食いやすいのではないかなと感じています。

もちろん、世の中にはもっと食いやすい職業は存在しているかと思います。しかし、基本的に食えるか食えないかは、資格や職業ではなく人次第です。

結局、食える人になれるよう努力するしかありません。

食える保証が欲しいんであれば、独立せず、文句を言わずに雇用されているべきだと思います。

せっかく行政書士を志しているのであれば、食える行政書士になりましょう!

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